地域分散はどのように行うか

一口に全世界分散といっても方法はいくつかあります。

全世界分散なんて全世界株式買えばいいじゃん!と言われそうですが、全世界株式って果たして地域分散ができているのでしょうか。

1,時価総額加重平均

全世界株式や、ETFでいうところのVTですね。全世界株式を買ったらこれで地域分散は完璧!と考えている人は多いのではないでしょうか?

でも、よくよく考えてください。60%が米国の全世界株式で果たして地域分散はできているのでしょうか。今後もアメリカの成長が継続するとは限りません。もちろん米国一極集中が悪いとは言いません。ですが、国際分散しようとして全世界株式を買うだけで満足している人は問題だと思うのです。

では、どうすればいいのでしょうか?

時価総額加重平均にするからアメリカに偏るのです。であれば、時価総額によらずに均等にすればいい。

2,均等割にする

私が考える全世界分散投資とは均等割です。つまり、同じリスクの地域であれば同じ割合投資していくスタイルですね。でも、そんなETFはありません。ではどうすればいいのでしょうか。諦める?

そうです、いろいろなETFを組み合わせれば良いのです!こうすれば組み合わせは自由自在です。全世界の株式を均等割にした全世界株式の作成も自由自在です!

ここでいう均等割りにするのは、リスクが同じ場合に限ります。リスクが高い地域は割合を減らす必要があります。例えば、新興国株式と先進国株式を1:1にしてしまうとリスクが増大しすぎます。ですので、新興国株式の割合は減らす必要があります。

~オリジナルの全世界株式の作成方法~

まずは、先進国株式と新興国株式にグループ分けします。

先進国株式のETFと新興国株式のETFを組み合わせるのが最も簡単です。

さらに細分化するためには、先進国株式と新興国株式をさらに細分化していきます。

先進国株式:北アメリカ。EMEA(欧州、中近東、アフリカ)、アジア太平洋と区分する。

新興国株式:EMEA(欧州、中近東、アフリカ)、MINT(メキシコ、インドネシア、ナイジェリア、トルコ)、CIVETS(コロンビア、インドネシア、ベトナム、トルコ、南アフリカ共和国)に分類します。

これらをそれぞれETFを用いて細分化していき、過去のリスク(値動きの振れ幅)に応じて割合を決定していくのです!

これが私の考える地域分散です。

ただ、ここまでやると面倒くさいので、現実的には米国株式、先進国株式(除く米国)、新興国株式を組み合わせるのがよいのではないでしょうか。

どうでしょうか。参考になりましたでしょうか?

コメント

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